その3 敷地境界不明の土地

土地探し

 私は電車通勤をしているのですが、いつも駅に向かうルートに、ある日、広めの空き地ができたことに気付きました。きっと、2軒程の空き家を更地にしたのでしょう。もともと家が建っていたということは、上下水道、都市ガスなどのインフラも問題なさそうです。

 この土地を扱う不動産屋さんは、富山県ではユニークなTVCMをしていることもあって以前から知っており、すぐに自社HPで当物件を確認することができました。その結果、広さ、価格と満足いくものでしたが、子どもの校区が変わってしまうことがマイナス点でした。
とはいえ、ここから子どもが通う学校まではそう離れてもいないので、校区外通学で対応できそうです。

 早速、詳細を伺おうと不動産屋さんを訪れました。ところが、その土地は隣地境界が分からないという重大な欠点があることが分かりました。なんでも、隣の土地の所有権を持つ方と長い間、敷地境界についての言い分が異なり、決着がつかない状態だというのです。

 折角の新築なのに、変な所でミソがつくのは面白くありませんし、将来的にこの物件を処分するときに困ると思ったので、残念ながらこの話は無かったことにしました。

 昔ながらの長屋造りで、隣家と壁がくっついている建物も多い町です。今回のように対象の土地や建物の所有者以外の方との調整が付かず、良い物件だけど買い手が付かない・・・なんてことが、これからも増えていくのかなと思った次第です。

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