その2 川沿いの土地

土地探し

 計画当初、DIY用の工房やBBQ、庭遊びができる広い敷地を希望しており、最低でも100坪(約330㎡)は欲しいなと思っていました。

 そこで、次に目を付けたのが、同じ町内にある川沿いにある空地でした。パッと見た感じ、軽く200~300坪は超えています。隣が工場なのと、川の氾濫リスクがあるなどネガティブな面がありますが、工事の際の資材置き場や、騒音で近隣に迷惑を掛けることが少なそうなど、一般住宅のデメリットがセルフビルドにはメリットとなり得る、なかなかに良い物件ではと思いました。

 この時はまだ不動産屋さんに行ったことが無く、また「セルフビルドのための土地を探している」と正直に言うことに躊躇や緊張を抱いていました。しかし、詳しい話を訊く=次のステップに進むには、「売地」看板を掲げ先への問い合わせは避けて通れない道で、意を決し、看板の不動産屋さんに連絡を取ってみることにしました。

不動産屋さんは思っていたより親切だった!

 電話で予約し、不動産屋さんに伺いました。
不動産屋さんはオラオラ系・・・ではなく、穏やかな感じのご夫婦(?)で一先ずホッとしました。そして、恐る恐る「セルフビルドに挑戦したい」と伝えたところ、冷ややかな反応どころか、興味を持って話を聞いてもらえました。


 不動産屋さんとのファーストコンタクトで印象に残っていることは、想像以上に心強く感じたということです。

 さて、プロである不動産屋さんに「川沿いの土地」について調べてもらいました。すると、
 ・空地は約270坪(約890㎡)
 ・登記上は144坪(475㎡)と133坪(440㎡)の2筆に分かれている
 ・所有者は筆ごとで別々
 ・①144坪の所有者:近所の大地主の方、②133坪の所有者:隣県に居住されている方
ことが分かりました。
因みに、このとき初めて、土地の数え方を筆(ひつ)と言い、土地を分割することを分筆(ぶんぴつ)、2つ以上の土地を合わせることを合筆(ごうひつ、がっぴつ)ということを知りました。

 セルフビルドは、一般住宅を購入するより費用は安くなると思います。ですが、総額幾らになるのか見当もつかないので、土地購入にかかる費用はできる限り抑えたいところです。
①②のどちらも100坪を越えているとはいえ、ネガティブな面も多いことから「500万円以下で購入したい」と不動産屋さんにお伝えしました。各所有者の方の意向を伺っていただいたところ、①の方には一蹴、②の方は「それでも良い」という返事をいただきました!
 しかし、①は上水管や下水管が本管から引き込み易いのに対し、②の方は100万から200万円程度の大掛かりな引込工事が必要になるとのことでした。各々の所有者の方は、おそらく、そこら辺の事情も把握しているのではなかろうか、と思いました。
(ちなみに、ダメ元で行政庁に本管延長の相談をしてみました。が、断られました。)

【結果】
 どうしてもここ!という決め手も無かったため、一旦キープにしてもらい、他の物件も探してみることにしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました