基礎工事着工! 3月15日

基礎工事

 3月15日(水)、基礎工事が始まりました。 
 当初はセルフビルドの諸先輩方に倣い、全行程を自分をしようと画策していたのですが、計画が詳細化していくにあたり、時間的にも作業量的にも、何より我が家の構造が集成材を使用した金物工法を前提としており、プレカットとクレーンによる建て方作業が必須であるため、全ての工程を自分でするのはそもそも不可能っ!となりまして、基礎工事から建方までを業者にお願いすることになりました。そして自分は時間がある時に現場にお手伝いに行くというスタイルで工事を行うことになったのでした。


丁張り(ちょうはり)作業

 基礎工事をするにあたり建物の正確な寸法を出す必要があります。外壁より数10㎝離れた箇所に木杭を打ち込んでいき、貫(ぬき)といわれる板を杭間に張り付けていきます。
 我が家は高基礎のため木杭も長く打ち込むのも大変そうなのですが、職人さんたちは意にも介さず掛矢で淡々と打ち込んでいき、貫や筋かいを全周にわたり取り付けたかと思ったら、柱芯となる箇所に水糸を正確に張っていき、全作業が2時間ほどで終了しました。流石です。

基礎掘削工事

 丁張りが終わるとすかさずユンボ(バックホー)で地面を掘っていきます。我が家の基礎は「布基礎(ぬのきそ)」(逆T字型の鉄筋コンクリートを連続させる基礎)です。

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図1. 基礎断面図 布基礎(ぬのきそ)とべた基礎
住宅金融支援機構【フラット35】対応 木造住宅工事仕様書より 

 通常、布基礎は底盤の幅は450mmで、地面から250mmほど下に底盤を打設するので、最低450mm×250mm×全周分地面を掘る必要があります。実際には作業スペースが必要になるため、これよりも広めに掘削する必要があります。因みに一般的な住宅基礎は、下図の通り、現在は殆どがべた基礎なのですが、何故我が家では布基礎を採用したかは別の機会に説明したいと思います。

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図2.基礎調査データ 
住宅金融支援機構【フラット35】対応 木造住宅工事仕様書より

 我が家の敷地は端から端まで約30cmの高低差があり、末端に行くほど掘削量が多くなります。敷地に余裕がある場合は、空いているスペースに残土を積み、埋戻し作業の際に再利用するそうなのですが、スペースの無い我が家の場合、一旦、残土処理業者に持ち込み廃棄させてもらい、埋戻しの際に不足する分を買い戻すという、かなりもったいない作業となります。

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 私はこの日、近所の重機レンタル屋さんから2tダンプを借り、残土運搬係としてせっせと掘った土を残土処理業者に運ぶという仕事をしていました。実際には私だけでなく、基礎屋さんからも4tダンプを出動してもらったのですが、基礎屋さんも想定外の掘削量で、この日だけでは残土を処理することが出来なかったため、翌日以降に持ち越しになるのでした。

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